新卒一括採用
さて、お久しぶりもお久しぶりです。
ダメ学です。今までどうやって書いてたかも全て忘れてしまったので、若干の温度差があるかもしれませんが、ご容赦を。
さて今回はこれ。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160804/k10010621651000.html
やはりか。という声が聞こえそうなところではありまふが、やはりキャリアです。
新卒一括採用については、大学の教育・研究力の低下、学生の社会とのミスマッチなど多くの問題があり、やめるべきだと過去にも書いたことがあると思います(覚えていない)。
もちろん新卒一括採用の利点は多く、一概に今のやり方がダメだから、別のやり方でやれ!というものではありません。
ただ、学生の現状を見ていると、あまりにも不幸な学生が多いのではないかと思い、新卒一括採用のあとに何かしらの施策を講じるべきなのではないかと思います。
卒業後、一年間はインターンとして働くとか、自分のことを見つめ直す機会がもっと必要です。
そういう機会があるのが、当たり前であるという社会認識を植え付けるために、新卒一括採用はやめるべきだと思います。
ただ、新卒一括採用を行っていないお隣の韓国を見ますと、若者の失業率は非常に高く、必ずしも良い方向に向かうとは断言できない(経済状況もあると思いますが)。
教育のゴールをどこにおくのか。研究なのか、就職なのか、人間的な成長なのか。それによって大きく変わるのではないかと考えます。
勢いでなんとか書けました!次回は「高等教育のゴール」について考えたいと思います。
興味関心の段階<戯言>
おはようございます。ダメ学です。
今日も戯言です。
歳を取るにつれて、いろいろな物事への興味関心が薄れていっていることを実感します。
中高生のころは音楽とか文学とか性等、自分が楽しいことに大きな興味を持っていました。
大学生のころは政治や組織、人事、国際、平和、能力、友人、経済、酒、歴史、仕事等、自分の周りの環境やそれに対して自分がどうパフォーマンスを発揮できるかということに興味を持っていました。
社会人になれば、悪に染まっていく自分を感じながら社会に絶望し、多忙の中で、自分の家族や大切な人、やりたいこと、仕事以外には興味を持たなくなりました。
振返ってみて順調に興味関心が移ろっているなと感じます。
いつまでも音楽や性に固執せず、また政治の話をいつまでも喧伝するような傍迷惑なこともせず、平和の真実にも気づき、本当に大切な物事を大切にしようとしている。
色々な段階を経て今この仕事をしています。次は何に興味を持つのか楽しみです。
さて、どうでもいいことをつらつらと書きましたが、次回からは過去に別のブログでアップロードしていたものをあげていこうかと思います。
少しでも更新頻度をあげるためです・・・ええ・・・。
仕事のモットー
さて、すっかり御無沙汰しております。
この大学業界というのは本当に色々とニュースに事欠かない業界で、触れるべき情報は山ほどあるのですが、今日は私が大学職員として(主にキャリア関連の職員として)掲げているモットーを紹介させていただければと思います。
私は大学職員の仕事の目的は、学生がありとあらゆる社会で、生きていける力や術を身につけられるように様々な教育サービスを企画立案し、提供していくことだと考えています。
留学は国際社会で生きていくための語学力や教養を
PBLは自分で考え、課題を解決する力を
サークル・部活動は組織の中で目的のために他人と協働する力を
キャリアデザインは学生に自分のこと、自分の将来のことを考える力を
カリキュラムは学生に教養と専門性を
宗教教育は学生に倫理を
施設管理は学生が一つを愛する素養を
資格講座は実務専門性を
といったようにこのようなサービスを通して学生に生きていく上で必要なものを身につけてもらうことが目的であると考えています。
私は現在キャリアセンターで勤めていますが、学生相談の中でよく聞くフレーズがあります。
「私、将来は○○(職種)になりたいです」
○○の中には例えば「CA(キャビンアテンダント)」「税理士」「弁護士」「カウンセラー」「公務員」「教師」などが入るわけですが、みなさまも、相談でなくても例えば高校生のアンケートだったり、感想文の中だったり、色んなところで目にされる言葉ではないでしょうか。
私にはこの言葉がとても内容のないものに思えるのです。
「○○になりたい」
というのは小学生が「将来は社長になりたい」と言っているのと同じではないかと思ってしまいます。
肝心なのは「○○になって”何がしたいのか”」だと思っています。
「教師」になって”何がしたいのか”、「CA」になって”何がしたいのか”
これを考えられるようになるように教育サービスや機会を用意してあげることが仕事なんだと思っています。
学生の「なりたい」を「やりたい」へ。
これが自分のモットーです。
なんだか、広報の文句に使えそうなので、無断利用禁止としておきます笑
さて、どうでもいいことを書きましたが、
10月31日は
http://www.jp-eca.org/seminer20151031.php
こちらの勉強会とそのあとに神無月の会にお邪魔します。
参加される方はよろしくお願いいたします。
おそらくまだ神無月の会は空きがあるのではないかな。。。
興味がある方はご連絡ください。
危ない大学
こんにちはダメ学です。
なんと!一月ほど更新していませんでした!
大変失礼しました。
色々と忙しかったもので・・・ええ・・・
さて今回はこちら
これ読んでみました。
感想としては「え!?あの大学ってうちと同じレベルなの!?」とか「ああ、あの人大変なんだな・・・」となんだかいろんなことや知り合いの顔を想像してしまって複雑な気持ちになりました。
さて、大学倒産が足音を立てて近づいてきていますね。これを読んでいらっしゃる方の中にも働いていて、実感される点がいくつかあるのではないでしょうか。
そこでこれがあったら、やばいんじゃないかという私が思いついた点をいくつか挙げていこうと思います。
・偏差値が低い
・学びに特徴がない
・教職員に全学的な視点がない
・理事会が高齢
・職員が教授会の言いなり
・女子大
・学費が高い
・職員の高齢化
・教職員の部署間の連携がない
・人事評価制度がない
・不良資産を持っている
・経営の方向性が見えない
・メディアへの露出が少ない
・都会でもなく田舎でもない中途半端な立地
これ以外にももちろんあるとは思いますが、とりあえず今パッと思い浮かんだことを書いてみました。
じゃあどうすんのよ。ということですが、正直言うと、できることはないと思います。
一職員レベルでできることはたくさんあると思います。しかし、上にあげたものに該当する場合、一人では何か解決できるものではなく、もう終わりを待つだけということになるでしょう。
次のキャリアを考えることをお勧めします。っていうか自分も頑張らないといけないんですけどね。
2016年3月大卒求人倍率
こんにちは、ダメ学です。
まだ書籍も論文も読めていないので、今日のお題はこちら。
はい、リクルートワークス研究所が毎年出している大卒求人倍率です。
2016年3月卒学生の求人倍率は1.73倍と2015年3月卒よりも0.12ポイント高い結果になりました。詳細はリンク先をご覧になっていただければいいかなと思いますが、相変わらずの売り手市場です。
この売り手市場であるという現実と採用活動スケジュールの変更により、企業は採用活動の長期戦を迫られていると感じているところが多いようです。
一部報道では経団連の指針である8月から採用選考を開始し、10月までの内定出しの3か月間を指して今年度は短期決戦であると煽っているが、実質はそうではないようです。
就活生、短期決戦の春 活動開始、3カ月後ろ倒し:朝日新聞デジタル(参考記事)
来年度以降も同じことが起こりますので、2017年3月卒対象の採用活動を例にすると、インターンシップを採用活動の一環として含めたとして、2015年7月から2017年3月までの21か月間という期間が採用活動期間となります。
しかも採用数が未充足であったとしても、選考基準は下げないとしているところが多いようです。これは公表されているのかわかりませんが、先日某セミナーでお話を伺ったところ約4割の企業が「採用選考基準を下げない」と回答し、中小企業のほうがその傾向が強く、約5割が「下げない」と回答していました。中小企業のほうが一人一人のパフォーマンスの影響が大きいですからね。企業としては取りたいけど取れないということに陥ってしまうわけですね。
私が人事部だったら発狂します。
学生にとっては本音と建前をよく理解しないといけない就職活動となってしまったみたいです。8月から始まるからゆっくり始めればいいと考えていたり、売り手市場だから中小企業だったら楽に入れるだろうなと考えていたりすると痛い目をみます。
自分の価値を向上させる、もしくはすでに持っている価値をしっかりと伝えられる練習をしておかないと路頭に迷うことになりますね。
と、もしこのブログを大学生が読んでいたらプレッシャーに感じるだろうなあ(感じろ)ということを書いて終わります。
取り急ぎ。
読んでみた。1
こんばんは。ダメ学です。
さて、前回の最後にも言っていましたが、
この本を読んでい・・・ました!
読み終わりました。達成感です。っていうほどハードな読み物ではなく、Q&A方式で書かれていたので、とても読みやすかったです。私のかわいそうなオツムにも入ってきました(嬉しい)。
内容は「入学の資格はいつ時点で得られるのか」とか「大学院入試はいつ以降でなければならないか」とか「キャップ制が取られた背景」とか「二重在籍の有効性」とか「転入学の定義」とか「休学・退学・停学・除籍」とかとか。自分の知らないことやなんとなく知っているつもりになっていたことについて詳しく説明されていて、本当に勉強になりました。
こちらでも仰られていましたが(また勝手に紹介)、これは必携だと思います(必読ではなく)。私は教務に直接携わってはいないので、要らないかなと思い、図書館で借りましたが、購入します。
教務は大学の根幹だと思うんですよね。本業と言ったほうがいいかしら。生業といってもいいかも。学生が学ぶことを支援する部ですから、一番重要だと思っています。それにあらゆる情報が集まってきて、その情報は広報や二次的な教育に活用できる。
その教務にはどういうルールがあって、どういう仕事をしているのかということを知れましたのでよかったです。教務を知らずして大学の何を語ろうといわんや。
次はこれを読みます。
これも先ほどのブログで紹介されています。というか実は紹介されている書籍をまず全て読んでみるつもり。なかなか本を読むことに慣れていないので、険しい道のりですが、がんばっていきます。漫画はすきなんですけどね。専門書を読むことってなかなかないもので。
ではでは、なぜか体調が優れないので、休みます。
取り急ぎ。
キャリア焦燥感について①
先週の土曜に「明日から更新していきます」とか言いつつ、全然しておりませんで、申し訳ありませんでした・・・!!!
有言不実行が特技。ダメ学ですから!!!
というわけで今日から元気に更新していきます。よろしくお願いします。おっすおっす!!
さて、今日は「キャリア焦燥感について」です。
以前のブログで触れて結局お話できなかったので、今回するわけですが、この「キャリア焦燥感」という概念は尾野裕美さんと湯川進太郎さんが日本カウンセリング学会の機関誌「カウンセリング研究」で2008年に発表されているというところまで把握しています。それ以前にあったのならば、その落ち度は私の勉強不足にあります。申し訳ありません。叱咤激励お待ちしております。特に叱咤のほうを!!(変態)
キャリア焦燥感とは「個性重視の義務教育を受けた20 代の若年就業者は,個性的なキャリアを自ら築かなければならないという焦燥感」
参考リンク↓
http://www.psych.or.jp/meeting/proceedings/76/contents/pdf/1EVA51.pdf
さて、実は論文の内容はまだ読めていないのですが、(再来週には読む予定なので、またその時に内容について書きます)今日はその「キャリア焦燥感」という言葉と出会ったきっかけを書こうと思います。
私は2014年4月から大学職員をしています。前職は金融機関で勤めており、全く異なる業界からの転職です。大学職員になった理由は私の半生を振り返ることになり、くそ長くなるので、やめときますが、アツい想いを持って入ってきました。
全く違う業界でしたので、全くこの大学業界の事情が掴めず、また仕事場でも放り出されていたので、自分が何をしたらいいかもわからないという状況でした。実際に4月はほぼ何もしていなかった。さらに私が入社する前年まではまあまあな入試状況だったものが、2013年度入試が芳しくなく、経営状況も怪しいとなっていました。
そのほかにも無数の理由や原因があり、このままではまずい。せっかく得たやりたいことを失ってしまう、なんとかしないと、と考えるようになっていました。
そこで私には何が足りないのかということを考えました。
それは大学業界、教育に関する「知識」とそれを得る「機会」でした。
とりあえず知識=情報を得ないといけないと考え、学内では研修も機会も何もなかったので、twitterやfacebookで関連するアカウントをどんどんフォローしました。(検索ワード:教育・大学・大学職員)
次にそこで得た情報を基に勉強会に参加するようになりました。GNが入り口でしたね。
そこで出会った人たちのブログやtwitterをチェックするようになり、中教審の情報や文科省の動向もチェックするようになりました。ちなみにそのとき出会った人たちにブログをやってみたらいいよと言われました。
こちらの方とか
こちらの方にね。必殺!無許可紹介!(すいません!!!)
※ご紹介した方々は私が誰かもご存知ありません。薄気味わるいことでしょう。すいません!
さらに懇親会等でまた新しい人たちに出会って、様々なことを教えていただくようになり、やはり知識=情報だけでなく、知識=勉強が一番大事だなと考え大学院進学を検討するようになり、説明会等にも参加していました。
今思えばこの大学院進学を検討しているときがキャリア焦燥感のピークであったと思います。
検討している時に実際に通った(通っている)人の何名の方かにも相談しましたが、その中のお一人に言われた言葉が「キャリア焦燥感」でした。
「あなたのように向上心の高い20代の方が自分のキャリアに関して不安を覚え、何かしなければならないと考えることをそう言います」
「大学院は研究する場所なので、もっと自分が本当に何を研究したいのかが明確になってからでもいいのでは?」
自分が「焦っている」ということに初めてこのときに気づき、目がさめるような思いでした。そこからこの「自分は焦っているのだ」という自覚を持って仕事をしています。まず一歩一歩キャリアを進んでいくしかないのだと考えています。
また、そのように焦っている人が世の中にはたくさんいて、自学の学生が同じように社会に出てから焦ってしまわないように今のうちからしっかりと一緒に考えることが必要だなというのが私がキャリアセンターで働いていく上での大きな指針になりました。
と、長い長いエピソードを書いてしまいましたが、言いたい事が言えているか不安です。長文は苦手です。だが、見直しはしない!!(面倒くさい)
とりあえず私個人としてはその焦燥感とうまく付き合っていこうと考え、日々の仕事(なかったので企画をしまくってつくった。今は業務量に後悔している)をこなしつつ、身近な範囲で勉強していこうと本を読み始めました。1年経っていい機会でもあったので。
で、今読んでいる本がこれ。
おいおいおいおい。まだこの段階かよと思われる方もいらっしゃるかと思います。
しかし、大学人にとっては小さな一歩でも、私にとっては偉大な飛躍である!(feat. ニール・アームストロング)
よくそんなことで院いこうと思ったなっていう感じですが、本の内容はキャリアに勤めるわたしとしては「ほへー。そーなんだー。まじぱねぇ」といったことが書いてあって非常に面白いです。内容を要約して保存しとこうと思っています。
次にキャリア焦燥感について書くときは実際の論文を読んでから内容について書きますね。取り急ぎ。