職員のスキルアップについて
なんだか久しぶりにブログを書いてみたいなと思ったので、最近自分の考えがまとまっていない職員のスキルアップについて書こうと思います。
さて、職員のスキルアップと言ってどういうことが考えられるでしょうか。
まずアップするスキルですよね。
コミュニケーション能力や課題解決能力、プロジェクトマネジメント力。あとは、スキルとは少し違うかもしれませんが、知識や考え方みたいなのも含まれるかもしれません。
次に方法です。
スキルアップする方法はどういったものがあるでしょうか。
業務に邁進する。勉強会に参加する。大学院や履修証明プログラムに通う。本を読む。ニュースに敏感になる。といったことが挙げられると思います。
あとは目的ですかね。
個人のスキルアップは何のために行うのか。今の担当業務をより円滑に効果的に行うため。自分がやりたい業務につくため。別の大学へ転職するため。自分の市場価値を高めるため。経営陣、上司の頼れる参謀になるため。自分の焦燥感を打ち消すため。自分のできることが増えていくのが楽しいっていう人もいるかもしれません。
これくらいがスキルアップと言われてさっと思いつくことかなと思います。
ここで、そもそもなぜ今回スキルアップのことについて書こうと思ったかというと、私は最近、若い職員(私もまだ若いと信じています…)の方や熱意ある職員の方とお話しているときにどうもギャップを感じてしまうからです。
伸ばすスキル、スキルアップ方法、伸ばす目的とありますが、みんななんかこれらがバラバラに動いているような気がします。
例えば、今の担当業務を効率的に行えるためにスキルアップしようと考えた人が、勉強会に参加して、知識を得る。
一見、正解な気もしますが、私にはどうも矛盾する。「担当業務を効率的にやろうと思うんだったら、その業務の目的(ひいては理念)と効率的になっていない理由、その解決策を考えるほうが余程有効じゃない?」と思ってしまいます。
例のような行動をしても得るものがないわけではないし、将来的に役に立つこともあると思います。ただ、自分の目的のための最短ルートなのか?という疑問を感じます。
目的を達成するために合理的な方法を選ぶ必要があるのではないでしょうか。
話は少し逸れますが、学外の方向が定まっていない勉強会に参加することにも思うところはあります。
大学というのは、閉塞感溢れる環境で、往々にしてなんでこんなのがまかり通っているのか不思議、というようなことがたくさんあります。
それゆえ、学外に救いを求める気持ちはよくわかります。私もそうです。
ただ、厳しい見方をすれば、それは現実逃避なんじゃないの?と思うわけです。
私も偉そうなことは言えませんが、大学の経営陣は大学に多くの課題を感じていることでしょうし(もし経営陣が課題を感じていない場合は転職した方が良い)、そちらとコミュニケーションして、自大学もしくは自法人を理解することのほうがいいんじゃないかなぁと思います。